設定
概要
エントリーポイントでコードベースによる設定を行います
設定する項目は以下の2つでどちらも必須です
- DB接続の種類
System.Data.IDbDataParameter
インスタンスを作成するためのデリゲート
ConfigContainer.AddDefault( DbConnectionKind.SqlServer, // DBコネクションの種類 () => new SqlParameter() // SQLパラメータインスタンス作成のデリゲート );
WCF
WCFではエントリーポイントが隠ぺいされているので、Service実装メソッドなど必ず呼ばれる場所に記述してください
DB接続の種類
EasySqlParserでは以下のDB接続がサポートされています
DB接続の種類 | 説明 |
---|---|
SqlServer | DB接続の実装はSystem.Data.SqlClient.SqlConnection Microsoft SQL Server 2012 以降 |
SqlServerLegacy | DB接続の実装はSystem.Data.SqlClient.SqlConnection Microsoft SQL Server 2008 以前 |
Oracle | DB接続の実装はOracle.DataAccess.Client.OracleConnection または Oracle.ManagedDataAccess.Client.OracleConnection Oracle 12c 以降 |
OracleLegacy | DB接続の実装はOracle.DataAccess.Client.OracleConnection または Oracle.ManagedDataAccess.Client.OracleConnection Oracle 11g 以前 |
DB2 | DB接続の実装はIBM.Data.DB2.DB2Connection |
AS400 | DB接続の実装はIBM.Data.DB2.iSeries.iDB2Connection |
MySql | DB接続の実装はMySql.Data.MySqlClient.MySqlConnection |
PostgreSql | DB接続の実装はNpgsql.NpgsqlConnection |
SQLite | DB接続の実装はSystem.Data.SQLite.SQLiteConnection または Microsoft.Data.Sqlite.SqliteConnection |
Odbc | DB接続の実装はSystem.Data.Odbc.OdbcConnection |
OleDb | DB接続の実装はSystem.Data.Odbc.OleDbConnection |
Warning
System.Data.IDbDataParameter
インスタンスを作成するためのデリゲートはDB接続の実装に応じたものを設定するようにしてください
複数DB接続の場合
SQL ServerとOracleなど複数のDB接続が必要な場合はAddAditional
メソッドを使って追加の設定を登録してください
ConfigContainer.AddAdditional( DbConnectionKind.Oracle, // DBコネクションの種類 () => new OracleParameter() // SQLパラメータインスタンス作成のデリゲート );
キャッシュ
EasySqlParserではDOMAと同様、読み込んだSQLファイルの内容をキャッシュする機能を搭載しています。
このため、Webアプリケーション稼働中にSQLファイルのみの修正を行いたい場合、キャッシュが効いているため変更が反映されません。
このような場合には SqlParser.ClearCache(path/to/sqlfile)
をシステム管理者から実行できるようにしておけば、SQLファイルのみの修正が可能となります。
Warning
キャッシュクリア機能は補助的なものと考え、可能な限りアプリケーションサーバを再起動してください